弱酸性シャンプーは昔から頭皮や髪の毛に良いと言われてきました。しかし、現在は販売されるシャンプーは『石鹸シャンプー』以外はほとんど酸性シャンプーになりました。
なぜ、弱酸性シャンプーが頭皮や肌に優しいと言われて来たかと言うとお肌も髪の毛も健康な状態が弱酸性だからです。
カラーリングやパーマをすると髪の毛はアルカリ性に傾きます。これは髪の毛のキューティクルを開く為や髪の毛のメラニン色素を破壊する成分がアルカリ性の為です。
アルカリ性に傾くと髪の毛はキューティクルが開いた状態だから弱酸性に戻す事が健康な髪の毛の本来の姿であり正しいと少し前の美容界はそう確信していました。
また、頭皮湿疹の原因と対策・予防方法でも書きましたが肌がアルカリ性に傾くと、肌を酸性に戻そうと皮脂の油が出るので弱酸性に戻す事が正しいと考えられていました。
しかし、それに伴いほとんどのシャンプーメーカー同じ成分のままで弱酸性にしたものも存在するので弱酸性だからいいと言う事はありません。
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この記事の目次
弱酸性と髪・肌の関係
髪の毛も肌も基本的に健康な状態でPH4.5~5.5と言われます。髪の毛の場合それよりも酸性値が高くなるとギシギシときしんだりします。
その反対でアルカリ性に傾くと髪の毛やわらかくなり膨潤しやがて溶けます。
カラーリングをした髪や肌はアルカリ性だから酸性のシャンプーで元の弱酸性に戻すから良いと言われてきました。
洗浄成分と酸性は関係ない
はじめにもお話しましたが洗浄成分と酸性の関係はあまり関係ありません。
弱酸性の方が髪の毛に良いと言われて来たため洗浄力の強いと言われる『高級アルコール系』のシャンプーも弱酸性になってきているので髪の毛や肌に優しいと弱酸性は違ってきます。
ですから弱酸性とはシャンプーを選ぶ為に最低限当たり前と言う認識でいないと『弱酸性なのに髪の毛が傷む』といった事につながりせっかく髪の毛に優しいシャンプーを選んでも実際は髪の毛にダメージを与えるシャンプーを使用しているのかもしれません。
弱酸性のシャンプーと色落ち
弱酸性シャンプーは髪の毛を引き締めるという事でアルカリ性に方向いた肌や、髪の毛に良いと言う事をお話してきましたが、髪の毛のキューティクルを引き締めてカラーリングの持ちが良くなるように感じますが実際は違います。
酸性だからと言ってカラーリングで色持ちが良いとは限らないのです。実はカラーリングの色素は酸性になると変色してしまうと現象が起きるので。必ず酸性だからヘアカラーの持ちが良いとは限りません。
大切な事は洗浄成分が肌や髪の毛に優しいのかという事です。
まとめ
シャンプーを選ぶ際は弱酸性だから良いという前に頭皮に頭皮に優しい洗浄成分が一番大切です。
また、良くアミノ酸系シャンプーやオーガニックシャンプーがいいという理由でシャンプーを選ぶ方が多いと思いますがこれらの特徴をしっかり理解した上でシャンプーを選ばなければ頭皮のトラブルを改善する事が出来ません。
大切な事は自分に合ったシャンプーを選ぶという事です。自分の頭皮の状態や髪の毛のダメージに合わせて適切なシャンプーを選びましょう。
⇨頭皮に優しいシャンプーでトラブルの原因を解決しよう