アミノ酸シャンプーと言えば髪の毛や頭皮ケアできるシャンプーとして有名ですよね。
しかし、アミノ酸系の洗浄成分でも必ず頭皮に良いとは限りません。中にはアミノ酸シャンプーと書いてあってもメインに使用される成分が他の物でアミノ酸系の洗浄成分が配合されているだけのシャンプーも存在します。
そんなアミノ酸シャンプーですが良い事も悪い事もあるので少しお話していきます。
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この記事の目次
アミノ酸シャンプーの成分とは?
頭皮に優しい洗浄成分の見分け方とシャンプーでもお話しましたがシャンプーの成分はシャンプーのボトルの裏面を見るとわかります。
ほとんどのシャンプーの洗浄成分は成分の表示されている2番目~5番目に表記されています。
シャンプーの配合成分の場合多い比率の順番に表記されていますがもっとも多い成分が水です。この水の割合が40~60%なので実際に配合される洗浄成分は30~40%と言う訳です。
ほとんどのシャンプーは洗浄成分を3~4つ組み合わせて作られます。
ですから1番はじめにタウリン系や高級アルコール系の洗浄成分が表記されていても他の洗浄成分がアミノ酸系の成分で構成され相対的にアミノ酸の洗浄成分が多くなればアミノ酸系のシャンプーと言う事になりす。
したがって、アミノ酸系のシャンプーはアミノ酸系の洗浄成分が多いシャンプーと言う事でアミノ酸100%のシャンプーではないという事です。
アミノ酸の効果とは?
アミノ酸系の洗浄成分が髪の毛に良いとされるのは次の2点です。
- 髪の毛に優しい
- 頭皮に優しい
人の髪の毛はタンパク質で構成されていると良く聞くと思いますが、頭皮も同じタンパク質です。タンパク質を構成する成分はアミノ酸です。
アミノ酸系のシャンプーを使用する事により髪の毛や肌に『刺激』を与える事なく洗浄できしかもアミノ酸を補給できるといった理由で人気になりました。
ただし、頭皮や毛根・髪の毛にアミノ酸を補給しても頭皮が改善される事や薄毛が改善する事はありません。
なぜなら頭皮や髪の毛にアミノ酸が浸透したとしても髪の毛や肌は体の内部で作られるので全く意味がないのです。
アミノ酸シャンプーのメリット
ここまでお話したようにアミノ酸系の洗浄成分は肌や髪の毛にダメージを与える事なく洗える成分です。
その為肌にトラブルがある方には『刺激』が少ない洗浄成分と言えます。
髪の毛にダメージがある場合はこれ以上髪の毛を痛める事のないシャンプーと言えます。
ここで勘違いしてはいけないのは髪の毛や頭皮に優しい洗浄成分ですが頭皮や髪の毛が『治る』ものではないので注意してください。
アミノ酸シャンプーのデメリット
ではアミノ酸のデメリットについてお話します。
アミノ酸系の洗浄成分のメリットは髪の毛や肌に優しく洗浄力がマイルドだからですが頭皮湿疹の原因と対策・予防方法でもお話したように皮脂の油が多い方の場合洗浄力が弱く余分な皮脂の油が落ちないやスタイリング剤が落ちないという事になります。
そのためシャンプーを変えると痒くなる理由と原因でもお話しているように痒くなったりトラブルの原因にもなります。
ですからアミノ酸系のシャンプーが必ず頭皮に良くトラブルが無いとは言い切れ無いのです。
また、アミノ酸系の洗浄成分はコストが高いのでシャンプー自体高くなり市販のシャンプーにはなかなか配合できないのが現状です。
アミノ酸と安い市販のシャンプー
最近では市販のシャンプーも価格が上がりアミノ酸系の洗浄成分を使用しているシャンプーも良く見ます。
ここでも写真で出していますが人気のボタニストシャンプーですがメインの洗浄成分はベタイン系で構成されその次にアミノ酸系の洗浄成分を使用しています。
ただし、その分価格が上がってしまうのでどうしても安いアミノ酸シャンプーが少ないのが現状です。
参考:【市販】ボタニスト・ボタニカルシャンプー(モイスト)の評価レビュー
まとめ
アミノ酸系の洗浄成分は肌や髪の毛に優しい事は確かです。
ただし、皮脂の油が多い方の場合デメリットにもつながります。
また、市販のシャンプーでもアミノ酸系のシャンプーを良く見ますが実際の洗浄成分は他の物を使用しているので注意をしてください。
髪の毛や頭皮のトラブルは自分に合った物を使用する事が一番のおすすめです。