頭皮のトラブルや刺激の少ないシャンプーを選ぶにあたって重要なシャンプーの成分、界面活性剤に付いてお話していきます。
シャンプー選びでまず重要な事はシャンプーの洗浄成分が何でできているかを知る事が重要です。
シャンプーの洗浄成分と性質は必ずしも比例しませんがシャンプーの性質を見るうえで重要な事になります。
ここで注意をしてほしい事ですがこの洗浄成分が入っているからこのシャンプーはダメと言う訳ではありません。
シャンプーは基本5~6つの洗浄成分でできておりうまくバランスを取る事で洗浄力や髪の毛の保湿といったシャンプーの風合いを決める物と言う事を覚えて置きましょう。
- シャンプーの洗浄成分は複数で成り立つ
- シャンプーの洗浄成分の性質
- 洗浄成分と洗浄力
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この記事の目次
シャンプーの洗浄成分
まず、シャンプーの洗浄成分ですが大きく分けて以下通りです。
- 高級アルコール系
- 石鹸系
- アミノ酸系
- ベタイン系
- タウリン系
大きく分けてこの4種類の洗浄成分でシャンプーは出来ています。それでは洗浄成分の各特長と代表的なシャンプーをご紹介していきます。
高級アルコール系の洗浄成分
まず高級アルコール系のシャンプーは現在最も多く存在するシャンプーの成分です。
代表的な成分は以下の通りです。
- ラウリル硫酸Na〇〇
- ラウレス硫酸Na〇〇
こんな感じの成分は高級アルコール系と言います。
高級アルコール系のシャンプーのメリットは強い洗浄力と泡立ちが良い事です。
逆にデメリットは洗浄力が強い為肌や髪の毛へのダメージにつながってしまうというデメリットもあります。
高級アルコール系のシャンプーはもっともシャンプーで多く使用されるので洗浄成分のコストも安くなるので市販のシャンプーなどに多く使用されます。
ただし、高級アルコール系の洗浄成分は洗浄力が強いという事と髪の毛・肌のタンパク変性をするという事が懸念されますが入って居たら必ず悪いわけではありません。
洗浄力が高いので洗浄力の弱い成分とセットで良く使用されます。
石鹸系の洗浄成分
石鹸系の洗浄成分の場合は日本で古くから使用されていたシャンプーの洗浄成分で安全性の高い洗浄成分です。
基本的には、お肌の弱い方のシャンプーやベビーシャンプーにも使用されている事が多いです。
代表的な成分は以下の通りです。
- リ石けん素地
- ラウリン酸K
- オレイン酸K
- ミリスチン酸K
石鹸系の洗浄成分のメリットは洗浄力が高く汚れが落ちやすいのに安全性の高い事にあります。
デメリットはアルカリ性なので髪の毛がぱさぱさになるという事です。その辺はリンスやトリートメントでなどでケアする必要があります。
アミノ酸系の洗浄成分
アミノ酸系の洗浄成分はお肌や髪の毛に優しいと言われる洗浄成分です。
代表的な成分は以下の通りです。
- ラウロイルサルコシンTEA
- ラウロイルアスパラギン酸Na
- ココイルグルタミン酸TEA
- ココイルアラニンNa
アミノ酸系の洗浄成分のメリットはとてもマイルドな洗浄成分なのでお肌や髪の毛に優しい成分です。
デメリットは汚れが落ちにくいや成分が残りやすくボリュームがでなくなるという事です。
ただし注意してほしい事はアミノ酸系のシャンプーの多くはただアミノ酸の洗浄成分を少し使っているだけの場合があるので注意してください。
ベタイン系の洗浄成分
ベタイン系の洗浄成分もアミノ酸系のシャンプー同様にお肌に優しいと言われる洗浄成分です。違いは洗った後の質感がベタインの方がしっとりしていますが汚れは落ちにくいという事です。
代表的な成分は以下の通りです。
- コカミドプロピルベタイン
- ラウラミドプロピルベタイン
ベタイン系の洗浄成分のメリットは洗浄力がマイルドで髪の毛やお肌に優しい成分です。
また、アミノ酸系のシャンプーよりも成分の吸着率が高く保湿性が高いのが特徴です。
デメリットは洗浄力が少ないのえ汚れが落ちにくい事と頭皮に残りやすいので髪の毛がボリュームがダウンしまったり頭皮に成分が残りやすい事からトラブルのトラブルの原因にもなりやすい事です。
しっかり洗い流せれば問題はありません。
タウリン系
タウリン系の洗浄成分はお肌に優しい成分でなおかつ洗浄力もある成分で非常に優秀な成分です。
代表的な成分は以下の通りです
- ココイルメチルタウリンNa
- ラウロイルメチルタウリンNa
- ココイルメチルタウリンタウリンNa
タウリン系の洗浄成分のメリットはとてもマイルドな洗浄力でお肌に優しく洗浄力があるのに髪の毛やお肌にダメージを与えないというとても素晴らしい洗浄成分です。
デメリットはベタイン系同様保湿される分ボリュームがダウンするのでしっかりとすすがないといけません。
その他の洗浄成分
その他にも洗浄成分はたくさんあります。
洗浄成分にタンパク質を化合させた物や木の樹脂から作った洗浄成分など多種多様になってきています。
しかし、こういった成分は需要がまだまだない成分で価格が非常に高い成分で一部のシャンプーにしか入っていない事が現状です。
高いから良いシャンプー・安いから悪いシャンプーではなく洗浄成分の性質をしっかり見極めてシャンプー選びが出来ると良いですね。
また、こういった洗浄成分を複数使用してシャンプーは出来るので必ず全てが悪いわけではないので注意してください。